2009年7月21日火曜日

琴線

昨日の日経新聞の見出しに「定期預金高が6年ぶりの最高水準」というものが出ていました。

これって凄く今の時世をあらわしていますね。
つまり皆さん「お金」は持っているのです。「使っていない」だけなのです。
「使いたい」「使う価値がある」と感じられる物・サービスが枯渇しているからなのでしょう。
(もちろん『将来への不安』というものもあってのことですが)

お金持ちでも「カーシェアリングでいい」と感じる時代なのですから。
本当に「消費」の方法、マインドの変化を強く感じます。

我々は家具・インテリア業ですが、「家具」という「物」を提供・提案するのではなく、その「物」を通してお客様が得られる「メリット=付加価値」をいかに接客を通してお伝えできるかが絶対的なポイントです。

「新しい食卓がやってきて、ワイワイしながらの家族団欒での食事シーン」

「新しいソファがやってきて、お父さんが会社帰りに外で一杯やる回数が減って、そのソファでの晩酌シーン」
(小さいお子さんもうれしいですよね、お父さんが早く帰ってきてくれたら。奥様は嫌かもですが・・・)

そういったことをいかにお客様に「思い描かせることができるか」。

買い物とはその「物」「サービス」を使っている自分を想像してそれに「酔って」こそ、購買意欲が湧き上がるものですからね。

そういったお客様の「琴線に触れる」接客を極めていくこと、それこそが我々リビングハウスの追い求めていく姿です。

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