以下は先月の当社社内新聞に寄稿した「私とゴルフ」です。
『私が正式にゴルフを始めたは大学1年生の時からです。
高校までは野球をやっていたので「大学は絶対に違うスポーツをやろう」と思っていました。
そして「大学生=大人」みたいなイメージがあったものですから、大人のスポーツであるゴルフがしたいとなんとなく思っていました。背伸びしたかったんですね。
大学入学後のオリエンテーションの頃に、あるゴルフサークルの人に勧誘され、私のゴルフ人生が
スタートします。
皆さんゴルフって「優雅」なイメージがありますよね。ましてや学生がやるゴルフなんて。
私もそう思っていたのですが、事実はかなり違いました。
(一番最初に揃えたゴルフセットは、上野の中古屋さんで3万円だったことが懐かしいです)
まず学生のゴルフはキャディーさんは当然なしです。したがってあの大きなバッグを自分で担いで回るのです。
それも学生は「ダッシュ」が基本なので(早いスピードで回ることで他のお客さんに迷惑をかけないため)、常にあのバッグを担いで走るのです。打ったら走り、打ったら走り。
普通は1ラウンド=18ホールをプレーするのがゴルフなのですが、学生は1.5ラウンド(27ホール)プレーすることが基本です。そのため、一般のお客様がプレーを始める前の「日の出」ぐらいから我々学生はスタートするのです。
それも東京近郊のゴルフ場は料金も高いので、我々学生は千葉の奥地や時には栃木、茨城まで足を伸ばします。したがってだいたい朝3時ぐらいに東京を出発することがほとんどでした。
ということは・・・そうです、生活リズムが狂っている学生にとって、ゴルフの時だけ「9時に寝て3時に起きる」なんてことは不可能です。
なので学生の時のゴルフはほとんどが「完徹」でした。
「完徹で行って、27ホールをバッグを担いで、走って回る」・・・優雅さのかけらもありません。
夏場は倒れそうになりますし、何度もバンカー(砂場)の中で足が痙攣して悲鳴をあげていました。
こんな感じで始めたゴルフですが、高校まで野球をやっていた私は「止まっているボールを打つなんてちょろいもんだろう」とたかをくくっていました。
ところが実際はとてつもなく難しいスポーツだということを始めてすぐに実感するのです。
なかなかどうして、止まっているボールをまっすぐ打てないのです。
体の色々な動きがすべて「合致」した時だけしかまっすぐ飛びません。
「なんて難しいんだ!」
そう思えたからこそ、逆に面白みを感じることができました。
また、難しさはそれだけではありません。
いくら練習場でまっすぐに打てるようになっても良いスコアが出るとは限らないのがゴルフ。
どういうことかというと、実際のゴルフ(ラウンド)では2つの敵と戦わねばならないのです。
その1つが「自然との闘い」です。』
続きは明日に。
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