先日ユニクロに「+J」を見に行ってきました。
知的ミーハーな当社のスタッフの皆さんはすでにチェックしてますよね・・・?
こういう新しいものの「現場」「現物」を肌で感じることって非常に重要だと思います。
そしてそれを見に行く時に「どんな商品だろうな~?」っていう疑問を持って見に行く人はまだまだ半人前です。
もう一歩踏み込んだ「自分の中の疑問・宿題」を事前にいくつか持っておいて、それを「確認(答え合わせ)」しに行くことが「マーケティング能力向上」の練習だと考えています。
ちなみに今回見に行く前の私の中の疑問・宿題は大きくくくると下記2点でした。
①ジルサンダーさんはどのレベル(素材、カッティング、質感等)でユニクロで自分の名前が出る商品をリリースすることに「GOサイン」出したのだろうか?
(どのレベルで妥協点を見出したのだろうか?)
②そのクソ高いであろうジルサンダーへのフィーを払ってでも「どれだけ安く良いものを」リリースする力が今のユニクロにあるのだろうか?
現物を見ての私の感想は
①この価格にしては物によってはかなり良いもの(お買い得感)もある
②ただしカッティングが重要なアウター以外の商品に「ジルサンダー」らしさは感じられない。
(これまでのユニクロとどう違うの?という商品も結構あるように感じた)
③意外にそれほど「売場」を作りこんでいない
こんな感じです。
どちらにせよ、なかなか高めの妥協点を見出したであろうジルサンダーと、ユニクロのリリース力(商品力)には脱帽ですね。
なにわともあれ「現物主義」の私は、とりあえずジャケットを買ってみました。
はっきりいって満足度数はかなり高いです。
価格は12900円でしたが、これを普通に「ユナイテッドアローズ」クラスの店頭で並べると「4~5万円」ぐらいでは売れるでしょうねというぐらいの出来です。
(発売開始後3,4日目でしが、すでに私のMサイズはほとんど在庫切れで、偶然見つけた一着でした)
ちなみに今年の秋・冬に関しては追加の入荷はないようです。
さすがのリスクヘッジ能力。
次のシーズンは大勝負してくるでしょう。
楽しみです。
『ジルサンダープチ情報』
ジルサンダーさん(人)はすでにジルサンダー(ブランド)にはおりません。
彼女は数年前にプラダグループに自分のブランド「ジルサンダー」を身売りしています。
最初のうちはデザイナーとして残っていましたが、プラダグループと折り合いが合わずに辞めています。
したがって今回のユニクロプロジェクトをはじめて知った時は「すごいあてつけだな~」と。
相当いい迷惑でしょうねブランド「ジルサンダー」は。
だってブランド「ジルサンダー」なら上記と同等のジャケットならゆうに20万円はくだらないぐらいのブランドですからね。
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