2009年6月28日日曜日

鼻くそ


今週末よりリリースするリビングハウスオリジナル「永久リサイクル引取りテーブル・FOREVER」のコラボレート先である「木材開発株式会社」の大阪工場を先日訪問してきました。

将来お客様から引き取った家具をこちらの工場で「破砕」し、リサイクル原料に生まれ変わります。どうにかこうにかコラボレーション相手先として見つけ、そしてアプローチをして「提携」できたわけですが、相手はこの「廃材リサイクル」の業界NO1・年商130億円の会社です。

私は先日の訪問で初めて担当してくださっている方にお会いできました。
この方は創業当時(昭和42年)からのメンバーの方で、社長の右腕的な方です。推定年齢60~65歳。

すごく気さくな方で、色々とお話させていただ
いた後に「どうしても聞きたかったこと」があったので、最後にその質問をぶつけてみました。

「単刀直入にお聞きしますが、当社のような規模の家具屋から御社に出させていただく家具の廃材
の量なんて、御社の全体の量からしたら『鼻くそ』みたいな量のはずです。なのにどうして今回のお仕事をお受けいただけたのでしょうか?手間だけかかって面倒くさいはずですのに」

すると、
「鼻くその仕事もできないようでは大きな仕事はできません。『大きな仕事も鼻くその延長戦上にある』
というような教えを私は社長から受けてきましたから、ハッハッハッ~」

脱帽させられました。

こういう考え方が組織に根付いているからこそここまでの規模になられたのでしょう。この方とお会いしてお話させていただいた時間は、非常に意義深いものとなりました。

2009年6月26日金曜日

中国出張


オリジナル商材の開発の為中国に行ってきました。
中国の南に位置する常平(チャンピン)という街に
行ってきたのですが、2年前に訪問した時は道がまだほとんど舗装されていなく砂利道ばっかりだったのですが、今回訪れてみるとあらゆるところの道がすでに舗装済みでした。

さすが経済成長国・中国。

今回の訪問のもう一つの目的は「ファブリック屋さん」への訪問。
ソファーやダイニングチェアー用のファブリックを販売している専門店(卸店?)です。
想像以上に種類が豊富で、選定に非常に時間を要しました。

ファッションが好きな私には楽しい時間でもあったので
全然苦ではなかったですが、エアコンが効いていない室内は居るだけで汗だらだら状態です・・・。

初日は香港で過ごしたのですが(常平が香港から電車
で1時間ほどのところなので)、やはり街中から感じる「パワー」はかなりのものでした。本当に不況なのか?といった感じです。しかしながら「不況」を大きく感じたのが夜の出来事です。

「ペニンシュラ」という香港資本の高級ホテル(東京に
も最近できましたね。香港のテイストが全然でていないという評判ですが)の最上階にあるバーに夜11時ごろ出かけました。バーに直通の「専用エレベーター」がついているようなバーです。

内装がフィリップ・スタルクのバーなので、出張に同行
したスタッフにもせっかくだから体感してもらいたかったので疲れた体にムチ打って行ってきました。

私は昨年もここに行ったのですが、その時は「大繁盛」
して いました。(満員だと100人ぐらい収容できるような大きさです)しかしながら今回行った時は・・・お客さんはちらほらといった感じでした。

香港は基本的に「金融」でなりたっている街なので、
今の金融不況がもろに影響していることは間違いりません。

要は先のバーもこれまでは香港勤務の金融機関関係者の「西洋人」で成り立っていたバーだったのです。今回の不況で、香港からかなり多くの金融関係者が引いたことがうかがい知れるバーでの出来事でした。この現象は「TOKYO」でも同じことですね。

表向きではわからない(感じることができない)ことって世の中にはいっぱいあります。
まさに「光と影」です。それにしても「鼎泰豊(ディンタイフォン)」の小籠包は最高です!
日本で食べるより数倍美味しい。

2泊3日で2回も行ってしまいました・・・。